ヘルペス・帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水ぼうそうを起こす原因ウイルスと同じ水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。
水ぼうそうは多くの人が子供の頃にかかり、発症後1週間程度で良くなります。 しかし、ウイルスが消滅したわけではありません。
実は、体の神経節と呼ばれる(しんけいせつ:神経の細胞が集まった部分)に隠れて存在します。長い場合は、数十年にわたり隠れています。
ストレス・疲れ・病気・頑張り過ぎなどで免疫力が低下した時に再び活動します。
当初は発疹などの症状が出ますと、時間の経過によって痛みが生じます。また、発疹が消えて治ったかなと思った後に痛みが出る場合もあります。ヘルペス・帯状疱疹の痛みは大変つらく、夜も眠れなかったりします。
ヘルペス・帯状疱疹を治すためには、ヘルペス・帯状疱疹の症状・原因・治療について知る事が大切です。このページでは、ヘルペス・帯状疱疹の症状・原因・治療について詳しく説明しております。
【目次】
ヘルペス・帯状疱疹とは、ウイルスによる水泡性の病状を伴った、急性の炎症性皮膚疾患です。
たいていの方は、小児期から成人するまでに水ぼうそうにかかった経験を持っています。
水ぼうそう時のウイルスは、体内の背骨に近い神経節という神経細胞の集まる部分に潜伏しており、免疫力が衰えた機に増殖するのです。
ヘルペス・帯状疱疹は一般的な感染症であり、決して珍しい病気ではありません。
帯状疱疹は、一度かかってしまえば再発する可能性はほとんどないといえます。体力が落ち、免疫が弱くなる50歳以上で発症するリスクが増えます。
また水ぼうそうにかかって20年後ぐらいで免疫力が低下することから、30歳前後の若い年代で発症するケースもあります。高齢の方では重症化する恐れもありますので、注意が必要です。
ヘルペスは、過労や胃腸障害、風邪やストレス、紫外線を浴びることなどをきっかけに、何度でも発症します。
ただ、免疫力があるため、重症化せずに軽症で治まることが多いのです。ヘルペスには1型と2型があります。口まわりなど顔面に症状が出やすいのが1型で、2型は、性器や下肢に出るという特徴があります
ヘルペス・帯状疱疹の症状は、水ぶくれができるのですが、その症状が出る前に痛みが先に起こります。
患部にぴりぴりと神経痛のような痛みが走り、数日から1週間後に赤い発疹が出現します。
帯状疱疹の場合、体の右側あるいは左側のどちらか一方にしか症状が出ないという特徴があります。
発疹は、最初の見た目が「虫刺され」と似ていますが、後に水ぶくれとなります。
数も増えて水泡は膿状となり、破れると「じくじくした」傷となります。水ぶくれが出始めてから10日目ぐらいがピークで、たいていは皮膚疾患が治まれば痛みもなくなります。
帯状疱疹は放置すると、重症化して患部が潰瘍化することもあります。痕(あと)が残り、病状が治まった後まで痛みがとれない帯状疱疹後神経痛(PHN)という後遺症もあります。
増殖しすぎたウイルスが神経を攻撃することで傷となり、痛みが残るのです。とくに高齢者の方に出やすいので、きちんと治療をすることが大切です。
ヘルペスは、症状が軽ければ自然に治ることもありますが、抗ウイルス薬を内服するなどして、感染を拡げない配慮も必要です。家庭内に乳幼児がいる場合など、患部を触った手でそのまま接触するのは避けたいものです。
ヘルペス・帯状疱疹の原因は、免疫の低下により、体内に潜んでいたウイルスが暴走することです。
高齢の方ですと、若い頃よりも体力が衰えており、ちょっとした風邪や病気がきっかけで、さらに抵抗力が落ちてしまいます。
また、免疫力が極端に低下しやすい特定の疾患があります。
血液のがんである白血病や悪性リンパ腫、後天性免疫不全症候群(いわゆるエイズ)を抱えている方も、充分な免疫力が維持できないため注意が必要です。
最初の原因となる水ぼうそうは、幼児期に感染する場合が多く仕方のないことです。大多数の方がごく当たり前に、ウイルスを持っています。常に免疫力を保つことができていれば、ウイルスを増殖させることもないのです。
しかし免疫の低下は、よくあることでもあります。具体的には、体の疲れやストレスが溜まる、性交渉、長い時間帯で日光を浴びることなど、完全に避けることは不可能です。これらが、ヘルペス・帯状疱疹を引き起こす原因となるのです。
ヘルペス・帯状疱疹の治療では、早めに対処することが肝心です。神経痛様の痛みを感じたら、水泡ができる前に医療機関を受診しましょう。
抗ヘルペス薬を処方されますが、効果が出るまで2日から3日のタイムラグがあります。
治療に取りかかるのは、早ければ早いほど良いといえます。
抗ヘルペス薬の服用で注意が必要な方がいらっしゃいます。
透析を受けている方や、腎臓がもともと弱い方、頻尿、むくみがあるなど、腎臓の機能に問題のある方は、薬を服用する前にそのことを医師に伝えましょう。
また高齢の方も、服用する量などを指示してもらい、慎重に対処する必要があります。
帯状疱疹は再発の心配はないのですが、重症化してしまうと、やっかいな面もあります。内服薬だけでは対処できず、点滴、入院することにもなりかねません。
できるだけ初期の段階で食い止めることが大事です。痛みがひどくなった場合は、痛みに対する処方を専門とするペインクリニックに相談する方法もあります。
ヘルペス・帯状疱疹の治療では、基本的によく休養することです。衰えた体力を回復できるよう栄養を考えた食事をとります。治療中は炎症の悪化を避けるために、できるだけアルコールの摂取を控えた方が良いでしょう。
ヘルペス・帯状疱疹の痛みは、薬で治らない場合も多くあります。これが厄介なのです。ヘルペス・帯状疱疹の痛みが続きますと、自律神経に影響を与えます。この場合、うつ的な症状を引き起こします。
ヘルペス・帯状疱疹で炎症が治まったのに痛みが続くケースが多いです。見た目が普通なので、「もう治りました、治療はこれで終わりです。」と言われる方が多くおられます。
まだまだ痛いのに病院では特に治療がなくなります。1年以上のこのような症状でお困りの方も多く来られます。
当院ではこのような方に対して以下の鍼灸治療を行います。
原因不明・病院、薬ではなかなか治らない場合もあるヘルペス・帯状疱疹の症状です。炎症が治まってから痛みが激しくなる方も多くおられます。ヘルペス・帯状疱疹は根本原因を見つけ、しっかりと治療すれば良くなる病気です。どうぞあきらめないでください。
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