老眼は、年齢を重ねるにつれて、増えてくる目のトラブルの一つです。
老眼は誰でもなるもので、近いところが見えにくくなったり、暗いとものが認識しにくくなったりするなど、目の調節機能が衰える老化現象のことをいいます。
現代においては、携帯電話やスマートフォン、テレビ、ゲームなど、生活の中で画面を見る時間が増えています。
そのため、目を酷使しがちで老化が早まってしまうともいわれています。
条件にもよりますが、一般的に人の目は20代が最も良い状態で、そこから先は徐々に老化していくといわれています。
老眼を治すためには、眼の症状・原因・治療について知ることが大切です。このページでは、老眼を治したいという方のために、老眼の症状・原因・治療について詳しく説明しております。
【目次】
老眼とは、加齢にともなう目の老化です。目の水晶体という部分は、近くにあるものや遠くにあるもの、見たいものをその距離に合わせて見やすいように調節できるレンズの役割をしています。
年齢を重ねていくと、この水晶体が硬くなり、見たいものの距離に合わせてレンズの厚みを調節する機能がうまく働かなくなってしまいます。
老眼は水晶体の老化だけでなく、目のさまざま部分が衰えていく現象です。そのため、老化した部分それぞれが担っている機能がうまく働かなくなります。
それにより、徐々にいろいろな症状を自覚するようになります。
老眼が進行するスピードは人によって異なっており、目を酷使する仕事をしている方では目の老化が早まるといわれています。
子どものころから近視で視力が悪い方は、老眼になりにくいという話もありますが、実際はそういうわけではありません。普段から見えにくい状況に慣れているため、視力の良かった方よりも不便を感じにくいということだけなのです。
目は20代までが一番よく見えるといい、そこから徐々に老化が始まっていきます。そして、40代になると一気に老化が進んでいくために症状を自覚するようになります。個人差はありますが、70歳を過ぎると老眼の進行はほぼ止まります。
老眼は老眼鏡を使って生活することしか対策がありませんでした。しかし近年は老眼の治療技術が進化し、視力を回復させることができる治療法があります。また、毎日の生活の中で対策を取ることで、その進行を遅らせることが期待できます。
老眼の症状は、目の老化が始まってすぐに出るわけではありません。老眼はゆっくり進行していくためです。しかし、老眼がある程度進行した40代に入ると、自覚症状が出るようになってきます。
テレビや身の周りでご覧になったことがあるかと思いますが、本や新聞をあえて離して読んでいる方がいらっしゃいますよね。
この動作がまさに代表的な老眼の症状の一つです。このほか、日常生活の中でわかる老眼の症状には、以下のものがあります。
などがあります。いくつか当てはまる症状がおありの方は老眼の可能性がありますので、眼科を受診することをおすすめします。
視力検査などを行うことで老眼の進行状況がわかりますから、老眼鏡を使うもしくは他の治療法を選択するなど、治療や対策について専門医から詳しいお話を聞くことができます。
老眼の原因は主に加齢による目の老化です。目に入る光は、レンズの役割をする水晶体を通ります。
このとき、水晶体で光を屈折させて目の奥にある網膜で焦点が合うようになっているのです。
しかし、老化などから水晶体が硬くなってしまうと、光を屈折させることがうまく行えなくなってしまうのです。
そうなるとピントが合わせにくくなってしまうため、視線を変えたときにどんな文字や図が書いてあるのかすぐ認識できないのです。
老眼の原因には、水晶体を支えている毛様筋(もうようきん)の筋肉の衰えもあります。毛様筋は収縮と弛緩(しかん)を繰り返して、水晶体の厚みを変えています。
また、水晶体が必要とする栄養を運ぶ役割もしています。そのため、毛様筋が衰えてしまうと水晶体も硬くなり、水晶体がうまく機能しなくなってしまいます。
もう一つ、黒目を囲む茶色〜焦げ茶色の部分「虹彩(こうさい)」は黒目の中心、瞳孔を開いたり閉じたりする役目があります。この虹彩の老化も老眼の症状に関係していて、虹彩がうまく働かないと瞳孔の開閉が鈍くなります。暗いところでものが見えにくくなるのはこのためなのです。
老眼は多様な症状がありますが、それは目のいろいろなところが老化するためだということがよくわかります。
老眼の治療法は近年まで特になく、老眼は老眼鏡をかけることしか対策がありませんでした。
しかし、今では遠近両用のコンタクトレンズの装着から老眼の矯正が可能なレーザー治療など、さまざまなものがあります。病院によって、導入しているレーシックの機械や、得意とする治療法もさまざまで、治療法によりメリット・デメリットも異なります。
●多焦点レンズによる白内障手術
白内障と老眼が同時に治療できます。遠くだけ見る場合には単焦点レンズにしますが、遠くも近くも見るので多焦点のレンズを使います。近くの位置は目元から30センチ程度を基準にしているため、それよりも近い場合ではメガネが必要になる場合があります。
●遠近両用レーシック
最新の治療法で、遠くや近くだけでなく、中間も見えるようになります。老眼になる前に視力が良かった方にとっては、見えにくさを感じることがありますが、日常生活では十分見える視力に調整します。
●老眼用眼内コンタクトレンズ
白内障の手術は、自分の水晶体を取り除いて人口レンズに変えますが、この治療法は角膜と水晶体の間に人口レンズを入れることで人口レンズの機能と、自分の水晶体の調節機能どちらも使ってものを見るようにしています。
●老眼治療カメラ
中心に1.6mmの穴が開いたカメラインレー(カムラインレー)と呼ばれるリングを角膜に入れ、ピンホール効果で焦点を合わせやすくします。過去にレーシック治療で近視の治療を行った方でも受けられます。
●モノビジョンレーシック
老眼の症状が出始めたころの方に向いています。視力の弱い方の目で近く、視力の良い方の目で遠くを見るようにして、左右で見える距離を変えます。左右の視力の違いを脳が認識することで近く・遠くどちらも見えるようにしています。運転などは長時間行えません。
老眼は、ここでご紹介した治療法のほかに、
などの方法で老眼の進行を遅らせることが期待できます。
老眼は、生活に大きな支障をきたす病気です。ご自身に合った予防法や治療法を選択すれば、快適な視力を保つことが可能です。老眼は、原因を見つけしっかりと治療をすれば良くなる病気です。どうぞあきらめないでください。
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