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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年1月28日

気管支炎

気管支炎の症状・原因について

気管支炎は大人から子供さんまでどなたでもかかる病気です。

風邪だと思い、薬を飲んでも一向に治らず、受診をしたら気管支炎であったと判明する場合が多い病気です。

気管支炎の症状は、発熱・咳・痰・だるさなど激しい症状が出る場合が多くあります。気管支炎は度発症すると治るのにとても時間がかかる病気です。

気管支炎は、体力のない小さなお子さん、ご年配の方などは特に注意が必要です。

気管支炎を治すためには、気管支炎の症状・原因について詳しく知ることが重要です。

このページでは、気管支炎の症状・原因について詳しく説明しております。

【目次】

  1. 気管支炎とは?
  2. 気管支炎の症状
  3. 気管支炎の原因
  4. 気管支炎の一般的な対応
  5. 気管支炎に対する当院の方針

1.気管支炎とは?

気管支炎とは、咳や鼻水、発熱といった風邪に似た症状で始まり、数日後に痰や発熱が続く病気です。通常、気管支は無菌状態です。

細菌やウイルスなどの異物が気管支に入ると、咳を出して追い出したり、粘液性の分泌物に付着して痰となって体外へ排出されたりします。

しかし、風邪をひくなどしてこの働きが弱くなっているときに異物が入ってくると、気管支に付着し、感染を起こします。これが気管支炎です。

気管支とは、空気が通るのどから肺までの間の、気道から左右2つに枝分かれした下の部分を言います。気管支炎とは、肺に近い胸の辺りの風邪と考えて下さい。

気管支炎は急性慢性に分けられます。

両者の主な原因は異なり、急性の原因は風邪の合併症慢性の原因は喫煙と言われています。しかし、急性から慢性に移行することもあります。

長引く風邪だと思ったら気管支炎だったということもあるため、早めの治療が大切です。慢性気管支炎とは、気管支炎の症状が2年以上続き、1年のうち3か月以上強い咳や痰が出るものを言います。

2.気管支炎の症状

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気管支炎の症状は、まず水っぽい鼻水、のどの痛み、発熱といった風邪症状が現れ、咳や痰が出てきます。気管支炎の症状で一番多いのが咳です。

初めはコンコンと乾いた咳だったのが、次第に痰のからんだゴホゴホと湿った咳になっていきます。

咳が続くと、身体のだるさや節々の痛みが現れることもあります。

気管支炎の症状である咳の出方はいくつか種類があり、動いたときに出やすかったり、寒いときに出たりとさまざまです。

咳が続くと体力を消耗し、その免疫力低下によりますます治りにくくなるため、早めの治療が大切です。

痰の色が、黄色や緑色の場合は感染性だと考えられるため、抗生剤や抗ウイルス薬が投与されることがあります。しかし、感染が原因でない場合、白色の痰が出ることもありますが、それだけで気管支炎でないとは言えません。

激しい咳が続く場合は、百日咳という細菌性の気管支炎であることもあるため、対応した方が良いでしょう。

気管支炎を肺炎や肺がんと区別するため、胸部レントゲン撮影をすることもあります。胸部の聴診とともにレントゲン撮影をすることによって、炎症が起きている部位を特定することができます。

3.気管支炎の原因

気管支炎の原因は、風邪の合併症であるウイルス感染によるものが多いと言われています。

風邪で免疫力が低下した気管支に感染が広がり、二次感染として急性気管支炎になっていることがあります。

風邪の原因となるウイルスが冬によくみられることから、気管支炎も冬に多い病気です。

気管支炎の原因は風邪の場合とほぼ同じです。気管支炎を予防するためにはマスクの着用や手洗い、うがいといった風邪の対策が有効です。

また、免疫力が低下すると気管支までウイルスが届いてしまうため、そうならないように十分な睡眠と栄養をとることも大切です。

本人の喫煙や周りからの受動喫煙で、気管支炎の症状が悪化したり慢性化したりすることがあります。

慢性気管支炎の主な原因は、長期にわたる喫煙と言われています。喫煙本数が多いほど症状が出やすくなります。喫煙が慢性気管支炎の原因となる理由として、たばこの煙に含まれる刺激物が作用しているのではないかと考えられています。

気管支に対する刺激が炎症を引き起こしている可能性があります。喫煙が原因のためか、慢性気管支炎は男性に多く、また冬によくみられます。

慢性気管支炎の原因としてほかに、大気汚染やアレルギーも挙げられます。

4.気管支炎の一般的な対応

気管支炎の対応は、安静と栄養です。気管支炎を発症すると、長引く咳により、体力を消耗してしまっています。

安静により体力を蓄え、十分な栄養をとることにより、回復を促します。

退屈だからといって読書やインターネットをするのも実は体力を使い神経が休まらないため、ほどほどにするのが良いでしょう。

気管支炎の治療に使われる主なお薬は、鎮咳薬(ちんがいやく)去痰薬(きょたんやく)です。咳は異物や痰を体外へ排出しようとする身体の働きですが、咳が出続けると体力を消耗することになります。そのため、鎮咳薬で咳を抑えます。

しかし、気管支炎で痰が多い時期は、痰が排出されないと息苦しくなるため、あえて鎮咳薬を処方しない場合もあります。

去痰薬は、痰を出しやすくするお薬です。気管支炎のときに出る痰は、ドロッとした粘りのあるものであることが多いため、去痰薬によりサラサラした水っぽいものに変えことで、痰が出やすくなります。

5.気管支炎に対する当院の方針

当院では以下のポイントにて気管支炎に対応しています。

粘膜の改善

気管支炎でお困りの方は、粘膜が弱くなり、このため過敏な反応を起こすことが多くあります。

お薬で対処するのも一つの方法ですが、やはり根本的な改善を行いたいところです。

粘膜を強くすることにより、根本から気管支炎の改善を目指します。

アレルギー体質の改善

気管支炎でお困りの方は、アレルギー体質の方が多くおられます。これは、遺伝的な要素もありますが、ストレス、疲れなどにより自律神経の乱れにより体質が変わることとがあります。

当院では、アレルギー体質を改善するツボを優しく刺激することにより、症状の改善を行っております。

 

免疫力を上げる

免疫力が低下する、過剰に反応することにより、気管支炎の症状が強くなることもあります。

長期に症状が続くと、体力的にもつらくなります。

当院の鍼灸施術は免疫力の改善が得意です。根本的な問題を解決することが、気管支炎の改善には大切と考えます。

気管支炎の治療で大切なのは、免疫力を上げる事です。生活習慣を見直し、体質改善を行い、根本的に治す事が大切です。焦ってしまいがちですが、どうぞあきらめないでください。

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