文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年2月5日
加齢、疲労やストレスなどによる免疫機能の低下によって、体の左右どちらかに生じる痛みやかゆみを伴う発疹が出現する病気を「帯状疱疹」といいます。帯状疱疹の発症率は、50歳代から高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
帯状疱疹後神経痛(PHN)は帯状疱疹の代表的な合併症で、焼けるような痛みや刺すような痛みのある皮膚症状があります。
帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症することが明らかになっており、多くの方が悩まされています。
このページでは、帯状疱疹後神経痛による体調の不調にお悩みの方やそのご家族の方のために、帯状疱疹後神経痛の症状・原因について詳しく解説いたします。
【目次】
帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹による発疹などの皮膚症状が治ったあとも続く皮膚の痛みで、最も頻度が高い帯状疱疹の合併症です。帯状疱疹の3ヶ月後で7~25%、6ヶ月後で5~13%の人が発症しているという報告もあります。
帯状疱疹後神経痛の痛みは人によってさまざまで、焼けるような痛み、締め付けるような持続性の痛み、ズキズキと疼くような痛み、軽い接触だけでも痛むような痛みなどが混在します。睡眠や日常生活に支障をきたすほどの症状に悩まされる方も少なくありません。
帯状疱疹後神経痛は、50歳以上の帯状疱疹患者に多く、高齢になるほど帯状疱疹後神経痛になりやすい、男性よりも女性に多いとされています。
帯状疱疹を発症したときの皮膚症状の重い方や、痛みのひどい方、皮膚症状が現れる前から痛みがみられた方、免疫機能が低下する疾患をもつ方は帯状疱疹後神経痛になりやすいことも明らかになっています。
帯状疱疹後神経痛は、お薬、神経ブロック療法、レーザー治療などがあります。
お薬では、抗うつ薬など神経の活動を抑える薬や神経痛に効果のある鎮痛薬が、神経ブロック療法では、痛みの伝達をブロックする局所麻酔薬やステロイド薬が用いられます。
人によって痛みの感じ方や生活環境などが異なるため、症状や程度に合わせて最適な方法が選択されます。帯状疱疹後神経痛を完全に取り除くのは難しく、長引くこともあります。
帯状疱疹後神経痛はウイルスが神経を傷つけることで起こるため、できるだけ早く帯状疱疹の対応をはじめることにより、ウイルスを抑えることも重要です。
帯状疱疹後神経痛は、最も頻度が高い帯状疱疹後の合併症で、帯状疱疹による発疹などの皮膚症状が良くなったあとも皮膚の痛みが続くことがあります。帯状疱疹後神経痛の痛みの感じ方や程度には個人差がありますが、中には日常生活に支障をきたすほどのつらい症状で悩む方も少なくありません。
お薬を飲んでも良くならない、時間が経過しても痛みが取れない、見た目では良くなっているのに改善しない帯状疱疹後神経痛があります。このような症状でお困りの方が多く来院されています。
これらの場合、帯状疱疹の影響の為、皮膚と皮下組織が癒着して痛みを発生している場合があります。この場合は薬が効きにくく、見た目は正常なのにどうして?ということになります。
当院の鍼灸施術では以下の点に着目して改善を目指します。
皮膚と皮下組織の癒着の改善
皮膚と皮下組織が帯状疱疹の炎症のため癒着が起こり、このため痛みを発生していると考えます。鍼灸治療により、皮下組織にゆとりを持たせ、緊張を取ります。見逃しがちな帯状疱疹の原因にアプローチします。
免疫力の改善
帯状疱疹後神経痛でお困りの方の多くに免疫力の低下がみられます。
免疫力の向上は薬では難しいのですが、当院の鍼灸治療は得意な分野です。薬を使うことなく、ご自身のお力で治すようにしていきます。
自律神経のバランスの改善
帯状疱疹後神経痛でお困りの方は、自律神経のバランスが乱れ、自律神経失調症の症状が出やすくなります。自律神経のバランスを戻すことにより、精神的にも楽になります。この結果、帯状疱疹後神経痛の改善が早くなります。
帯状疱疹後神経痛はいつまでも続くことが多いです。このため大変な苦しさが残ります。帯状疱疹後神経痛はしっかりと対応することが大切です。一人で悩まずご相談ください。どうぞあきらめないでください。
兵庫県川西市 MNさん 30代 男性 医師
夜に右前胸部~腋窩~背部に強い痛みを伴う発疹が出て、帯状疱疹とわかり翌朝には抗ウイルス薬を開始、軟膏、鎮痛剤、漢方薬など併用しましたが、強い痛みは全く改善しませんでした。
10日目にペインクリニックにも早めに受診、神経根ブロックを受けましたが全く改善せず、別のペインクリニックにも受診、ここでも改善しませんでした。
大学病院に入院して持続硬膜外麻酔治療を勧められたのですが、クリニックでの自分の仕事もあり断りました。
このままではウイルスによる異痛症が確実に残るどころか、このひどい痛みと共存はとうてい無理、という強い痛みが1か月続き、わらにもすがる思いで横幕先生に受診しました。
もう、賭けだったのです。先生は、「針で皮膚と筋膜の癒着をはがしていくと痛みは必ず良くなります、大丈夫ですよ」と仰っていました。
「必ず」まで言ってもらわなくても減らしてもらえるだけでもいいのに、これまで実際に結果を出しておられるからそう言えるのだろうけど、すごいなあ、と驚いたのを覚えています。
皮膚を触って悪い部位を探しだし、丹念に針を打って治していく。悪い箇所を見つけ出すセンサーが指先にある、という感じです。確かに、治療を受けると帰り道では必ず痛みが減っていて、その後悪化することなく次の治療日まで維持されていて、次の治療でさらに軽減していきました。
3か月経過して疼痛は8割方、軽減していましたが、全部なくなるというのはあまりにも虫が良すぎるし、もうこれだけ改善したから十分ありがたいな・・とも思っていました。ですが最終的にはほぼすべて痛みが消えたのです。
信じられませんが、恐るべし、横幕先生のゴッドハンドです。
私は運が良かったです、先生に診ていただいて、奇跡のように治して頂いて、本当に感謝しかありません。ありがとうございました。
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