関節リウマチは、関節内に炎症が起きることから、こわばりや腫れ、痛みが生じる疾患です。
関節リウマチでお悩みの方は、男性よりも女性、年齢層は30歳代から50歳代の方々が多いようです。
関節の痛みや腫れは、関節リウマチ以外の疾患でもみられる症状であり、初期のうちは特定しにくいとされます。
2010年に、アメリカリウマチ学会とヨーロッパリウマチ学会から発表された分類の基準が、早期の関節リウマチ診断に適用されています。
関節リウマチを治すためには、関節リウマチの症状・原因・治療について事前に知ることが大切です。
このページでは、関節リウマチを治したい方のために、関節リウマチの症状・原因・治療方法について詳しく説明しております。
【目次】
関節リウマチの症状には、関節の痛みやこわばり、腫れ、関節や指が変形するなどがあります。
特徴的なのが、朝の起床時に手足などが動きにくくなるというものです。起きて活動を始めるにつれ、ほぐれてきますが、症状が悪化してくると、停滞する時間も長引くようになります。
痛みやこわばりには、「じっとしていても痛い」、「押せば痛い」、「動かすと痛い」と程度があります。
手指ですと左右対称に、第2関節と第3関節、手首の関節などに出やすくなります。先端の第1関節には、あまり症状は出ません。
炎症が継続すると、関節に近い軟骨や骨が破壊されるようになります。変形が生じ、動かせる範囲が制限されます。悪化すると関節の骨が癒着してしまい、動かすことができなくなってきます。
関節リウマチの症状で、関節とは関係のない部位でみられることがあります。全身の疲労感や貧血、食欲不振、微熱、目の充血・炎症、肺炎などがあげられます。また、とくに痛みはないのですが、ひざやひじなどの外関節にこぶ状のしこりができることもあります。
関節リウマチの原因は、免疫の異常から炎症が起こることです。外部から侵入してきたウイルスなどを攻撃する免疫は、身体を防衛するために必要なシステムです。
この機能が異常になり、自らの組織や成分まで攻撃の対象としてしまう「自己免疫疾患」が生じます。
その影響で、関節内の滑膜(かつまく)という部分に炎症が起き、滑膜は増殖します。そこでは炎症性サイトカインという物質が多量に放出され、関節全体に炎症を拡げ、軟骨、骨までも破壊するのです。
サイトカインはたんぱく質の一種で、体内の細胞同士で情報を伝達する役割があります。炎症性サイトカインは、必要な場面で炎症を促進します。本来は大切な役目を果たすのですが、関節リウマチでは過剰に分泌されてしまい、症状につながってしまうのです。
関節リウマチの治療では、薬物療法が基本的な方法となります。最近は、症状の段階に応じて薬の種類も豊富になりました。
それぞれに効能の個人差、副作用の出やすさがありますので、主治医の指示に従い調整しながら服用していくようになります。
生物学的薬剤は、生物のたんぱく質を用いて開発されたもので、より効果が期待できます。
薬物により関節リウマチの症状を緩和させ進行を抑えながら、リハビリテーションや生活の見直しなどの指導も実施していきます。患部に負担のかからない身体の使い方や、ムリのない運動による筋肉機能の回復、鍛練を促します。
関節は身体を曲げ伸ばしするための支点となる重要な部分であり、外科手術で切開する治療はなるべく選択しないのが主流です。しかし関節が変形してしまい、リハビリテーションでは効果が得られず、痛みがひどい場合などは、外科手術も手段のひとつとして考慮します。
炎症を起こし増殖してしまった滑膜を切除する術、破壊された関節の替りに「人工関節」を置換する術、関節を安定させるための「関節固定術」などがあります。実施するだけでなく、術後はリハビリテーションで訓練する必要はあります。
関節リウマチでは、喫煙やストレス、睡眠不足、運動不足や関節の酷使など、日常生活においても気をつけるべき要因はあります。ご自身にあった良い治療を見つける事が関節リウマチの改善には必要です。どうぞあきらめないでください。
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
リウマチによる手のこわばり
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
朝、起床時のみだったので、朝少し気になっていた。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
冬は関節がはれたりしていましたが、今はよくなりうれしく思っています。
また、時おりのめまいも、鍼をして頂いた翌日はすっかり治っており助かりました。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
これからも月1回程度で、自律神経をととのえていたいです。
*個人の感想であり効果を保証するものではありません。
土曜日・日曜日も受付・施術しています。
当院は完全予約制です
078-891-3590
2024年12月31日(火)から2025年1月3日(金)まで冬季休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承のほどお願いいたします。
「壮快2023年4月号」
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