文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年4月7日
夜間頻尿(やかんひんにょう)とは、就寝後にトイレに行きたくなって、何度も起きなければならない状態のことで、ご年配の方に多い症状です。
約4,500万人の方が夜中に1回以上はトイレのために起きるという報告があります。
夜間頻尿の方は、夜中に何度も起きることになるので、睡眠不足となり、日常生活に影響を与えます。
相談もしにくく、泊りがけで外出することが不安になります。就寝後の不安なく楽しめるように、夜間頻尿の症状を治したいものです。
夜間頻尿は、加齢や病気、生活習慣の乱れ等が原因とされます。夜間頻尿の原因を把握し、原因を取り除くことで症状が改善されます。
夜間頻尿を改善するためには、夜間頻尿の症状・原因について知ることが大切です。このページでは、夜間頻尿を改善したい方のために、夜間頻尿の症状・原因について詳しく説明しております。
【目次】
夜間頻尿とは、就寝後に尿意を催し、トイレに行くために何度も起きなければならない状態のことです。夜間頻尿に悩まれる方は、年齢とともに多くなると言われています。
トイレに行く回数が1日8回を超えると頻尿と言います。しかし、これはあくまでも目安であり、8回未満でも頻尿と言う場合もあります。
個人差もありますが、それまでの回数と比べて、あきらかにトイレに行く回数が増えたら頻尿の可能性があります。
約4,500万人の方が、夜中に1回以上は目を覚ましてトイレに行くということです。臨床的には、夜2回以上トイレのために起きる方が夜間頻尿とされてます。
ただし、お酒や水を普段より多量に飲むなど、尿量が増えるようなはっきりとした理由があり、その時だけの一時的なものは頻尿とは言えません。
夜間頻尿は、頻尿の症状の中でも最も多くの方が悩んでいる症状です。年齢のせいで仕方がないと思われがちですが、糖尿病や心不全、睡眠時無呼吸症候群などを発見するきっかけとなることもあります。
夜間頻尿になると、夜中に目が覚め、トイレまで行かなければならないので、慢性的な睡眠不足となります。そのため、日中に眠気がきて集中力を保てないことがあります。また、夜中にトイレに行くため、つまずいてケガをする危険性もあります。
女性の場合、夜間頻尿の症状が気になっていても、特に対策を取らず、ついそのままにしてしまっていることが多いと言います。夜間頻尿が何か病気の症状の一つであるかもしれません。何が問題となっているのかを知る必要があります。
何も対策を取らなければ、夜間頻尿の不快な症状はそのまま続くか、悪化することが考えられます。不快な症状はなるべく早く取り除きたいものです。
夜間頻尿はご本人だけでなく、ご家族も気になる症状です。睡眠不足を解消するためにも、ケガの危険性を回避するためにも、生活を楽しむためにも、きちんと対策を取って夜間頻尿を改善しましょう。
また、女性の場合、閉経後に女性ホルモン「エストロゲン」が減少します。エストロゲンは、正常な排尿を促す働きがあるため、その減少により排尿機能が全般的に低下し、夜間頻尿が起こることがあります。
病気のために利尿作用のある薬を服用されている方は、薬の変更を相談してみましょう。
習慣化していることが夜間頻尿の原因と考えられる場合は、意識してその習慣を変えてみましょう。夜間頻尿が改善される可能性があります。就寝時間が近くなったら、飲み物を飲み過ぎないようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群に対して行う対応法で、夜間頻尿が50%減少したという報告があります。
夜間頻尿は、加齢や病気、生活習慣などと関連があります。病気が夜間頻尿の原因となっている場合は、その疾患を改善することが必要です。病気が良くなれば、夜間頻尿の症状が治まる可能性があります。
食事や就寝の時間が不規則であるなど生活習慣が乱れていると、体が混乱し排尿時間も乱れて夜間頻尿につながることがあります。思い当たる人は、生活リズムを整えることを心がけましょう。
夜間頻尿を改善するために以下の方針で鍼灸施術を行います。
膀胱粘膜が、炎症などにより過敏になっている事が多くあります。このため、少しの尿でも敏感に感じます。肌荒れを起こしているようなイメージです。夜間頻尿でお困りの方は、長い間の辛さにより、敏感になっています。夜間頻尿を治すための、大切なポイントです。
自律神経とは、身体を一定の状態に保つためのシステムです。自律神経は、尿意に大きく関係しています。自律神経のバランスが乱れますと、尿意も乱れます。このため、夜間頻尿の症状が起こりやすくなります。
自律神経のバランスは、検査ではわからないので、原因不明と言われます。
夜間頻尿はつらい症状です。このため、本来身体を守ってくれる免疫力が低下していきます。
特に、内臓の冷えは、頻尿の原因であり、免疫力低下の原因です。見逃しがちな問題ですが、夜間頻尿を改善するために大切なポイントです。
頻尿・過活動膀胱の症状は、大変つらく、他人には分かりにくいのです。
睡眠不足となりやすく、身体も疲れがちになります。外出するのが不安となりますので、旅行・趣味・仕事にも影響を与えます。
夜間頻尿の原因となっている疾患や生活習慣を取り除くことで、夜間頻尿の症状が改善されます。夜間頻尿の苦痛から開放され、気持ちの良い朝を迎えたいものです。どうぞあきらめないでください。
土曜日・日曜日も受付・施術しています。
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