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文責:横幕鍼灸院 院長 横幕胤和
最終更新日 2024年4月14日

間質性膀胱炎

間質性膀胱炎の原因・症状について

間質性膀胱炎は、膀胱に炎症がおこり、尿の回数が増えたり、膀胱に痛みを感じたりする病気です。

2014年に日本間質性膀胱炎研究会が行った調査では、日本人の約4,500人がこの病気にかかっているという結果でした。

間質性膀胱炎は男性より女性に多くその割合は1:5~6となっています。子どもにも見られる病気です。

間質性膀胱炎にお悩みの方は、トイレに頻繁に行かなければならないなど、日常生活に影響があります。

少しでもお悩みを減らすために、間質性膀胱炎について知ることが大切です。このページでは、間質性膀胱炎の症状・原因について詳しく説明しております。

【目次】

  1. 間質性膀胱炎とは
  2. 間質性膀胱炎の症状
  3. 間質性膀胱炎の原因
  4. 間質性膀胱炎の一般的な対応
  5. 間質性膀胱炎に対する当院の方針

1. 間質性膀胱炎とは

間質性膀胱炎とは、何らかの原因で膀胱に炎症がおこり、尿の回数が多くなる、急に尿意を感じる、膀胱に痛みがあるなどの症状が出る病気です。

頻繁にトイレに行くため生活への影響も大きく、また改善も長くかかる傾向にあります。

間質性膀胱炎はハンナ型と非ハンナ型に分かれます。間質性膀胱炎のうち約45パーセントがハンナ型です。ハンナ型は難病指定されています。

間質性膀胱炎のハンナ型では膀胱の粘膜に「ハンナ病変」と呼ばれる状態が確認でき、膀胱に水を入れて広げると点状に出血することがみられます。

ハンナ病変とは、膀胱の粘膜が赤くなり、粘膜の下で炎症細胞が広がっている状態です。毛細血管の走り方も正常とは異なっています。

間質性膀胱炎のハンナ病変は確認できないが、膀胱に炎症があり尿の回数が増え、急に尿意を感じたり、膀胱が痛んだりするなどの症状があれば非ハンナ型となります。

2. 間質性膀胱炎の症状

間質性膀胱炎の症状には以下のものがあります。

  • トイレに頻繁に行く(特に夜間)
  • すぐ尿意を感じる
  • 尿意を感じるとともに、トイレが間に合わなくなりそうな感覚になる
  • 排尿したのにすっきりしない
  • 下腹部の違和感
  • 膀胱や尿道の痛み

間質性膀胱炎の症状やその程度は個人差があります。一般的には膀胱に尿がたまった時やストレスを受けると、症状が重くなる傾向があるといわれています。

間質性膀胱炎における痛みは膀胱や尿道だけでなく、腰や外陰部へ広がることもあります。女性では膣の痛みとして感じることもあります。

3.    間質性膀胱炎の原因

間質性膀胱炎の原因は、医学的にはまだはっきりとはわかってはいません。

一般的な膀胱炎は、まず尿道に感染がおこり、それが膀胱まで広がっていくものです。今のところ、間質性膀胱炎の原因の可能性として考えられるものは、

  • 膀胱の血流が悪くなることによる膀胱の機能障害
  • 尿の中に含まれる有害物質によって膀胱の粘膜が刺激を受けること
  • 膀胱が細菌やウイルスに感染したことがある
  • 免疫力の低下によるもの
  • 排尿に関わる神経が過剰に活動してしまう
  • アレルギー
  • ストレスの多い生活スタイル

などです。

さらに、間質性膀胱炎の原因は一つではなく、これらのことがいくつも重なることで発症するともいわれています。原因が明らかでないことや膀胱、子宮、前立腺の病気で同じような自覚症状が見られる病気もあるため、間質性膀胱炎だとすぐにわかりにくい現状があります。

4.    間質性膀胱炎の一般的な対応

間質性膀胱炎の対応は、その原因が明らかでないため、主に「対症療法」といわれる方法になります。

対症療法とは、この病気にかかった方に現れた症状それぞれに対して行う方法のことです。

内服のお薬としては、痛み止めや抗アレルギー薬、抗うつ薬や免疫抑制剤などを使います。一般的な膀胱炎では抗菌薬(抗生剤)を使うことが多いです。

他には膀胱水圧拡張術や膀胱への薬物注入療法、食事療法があります。いずれの治療も症状の状態を見ながら継続して行います。

  • 膀胱水圧拡張術

麻酔をかけたあとに膀胱に水を入れて膀胱を広げます。この病気では膀胱が萎縮(標準的な大きさよりも小さくなること)していて尿意が頻回になっているため、膀胱を広げることで尿意が頻繁におこらないようにします。

膀胱水圧拡張術を行う際にハンナ病変が見られた場合は、電気やレーザで対応します。

  • 膀胱への薬物注入療法

薬物を膀胱内へ注入します。

  • 食事療法

尿を酸性に傾ける食品や、膀胱の粘膜に刺激を与えるとされるものは避けるようにします。柑橘系の果物や炭酸飲料、ショウガやわさびなどの刺激物、コーヒーなどカフェインを多く含むものは控えましょう。

間質性膀胱炎は、ストレスで症状が悪化するともいわれているので、ストレスを発散できるよう、運動やリラクゼーションで気分転換を図るのもよいでしょう。

また、尿意の間隔を広げる訓練として、尿意を感じた時にあえて少し我慢してみるという方法もあります。重症の間質性膀胱炎や、治療への効果が見られない場合には、膀胱全摘術や尿路変更術を行います。

5.間質性膀胱炎に対する当院の方針

間質性膀胱炎を改善するために以下の方針で鍼灸施術を行います。

 膀胱粘膜の改善 

膀胱粘膜が、炎症などにより過敏になっている事が多くあります。このため、少しの尿でも敏感に感じます。肌荒れを起こしているようなイメージです。

特に、間質性膀胱炎頻尿の場合、この炎症が強く、慢性化していることが多いです。膀胱粘膜の状態を改善するツボに鍼灸施術を行います。

自律神経のバランスの改善

自律神経とは、身体を一定の状態に保つためのシステムです。自律神経は、尿意に大きく関係しています。

自律神経のバランスが乱れますと、身体の回復が遅くなりがちです。

間質性膀胱炎の場合、自律神経のバランスは、検査ではわからないので見逃されやすいです。とても大切な問題なので、しっかりと対応していきます。

免疫力の改善

間質性膀胱炎が長く続きますと、本来身体を守ってくれる免疫力が低下していきます。

免疫力の低下は、内臓の冷え、頻尿の原因を生み出します。見逃しがちな問題ですが、間質性膀胱炎を改善するために大切なポイントです。

ご自身でしっかりと改善できるお体に体質改善することがと手大切になります。

間質性膀胱炎は、場合によっては症状の改善が見られても再燃しやすい病気です。そのため、長期にわたって対応を行わなければならない方も多くいらっしゃいます。

間質性膀胱炎は原因を見つけ、しっかりと対応することが大切です。どうぞあきらめないでください。

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